導入事例

戸田市立笹目東小学校

戸田市立笹目東小学校の取組について

 本校では、校内研修で「教科書を正しく読める力」と「他人と協力してやり遂げる力」を身に付けさせることを目指し、主体的な学び合いを可能にするリーディングスキル(以下RS)を育む授業づくりの研究を進めてきました。年間を通して、「本校におけるRS育成とは」「各教科等におけるRS育成とは」について、授業を通した実践研究を低・中・高学年で行ってきました。

第3学年体育科での実践では、器械運動(単元名「トン・パン・ピタッでフワッと大きく跳び越そう~跳び箱運動~」)において、毎時間、めあてで示された動きを、児童が(言葉を用いて)伝え合ったり、動きで再現したりする時間を設定していきました。特に「ピタッ」と着地をしようというねらいで行った授業では、まず、「ピタッと」だけでは様々な動作がイメージできてしまうことを教師がおさえた後、友達の範例を見たり、動きからポイントを話し合ったりすることによって、理想とする着地の姿勢を共有することができました。

一つ一つの言葉がもつ意味、またはそのイメージを正しく定めたり共有化したりすることが体育の授業でも重要であることを実感できた授業となりました。このような授業を通して、RSの中のイメージ同定を育成することを目指します。