導入事例

戸田市立戸田第二小学校

戸田市立戸田第二小学校の取組について 

本校では、リーディングスキル(以下RS)の視点に基づく授業実践等を通して、子供たちに正しく読み取る力や正しく表現する力を育成することを目指しています。以下これまでの授業実践等の一部を紹介します。

 

算数では、第5学年「単位量当たりの大きさ」の単元末に、全国学力・学習状況調査のB問題をアレンジした問題場面を設定し、授業を行いました。この授業では、文章や表、グラフからそれらの情報を正しく読み取ることを通して、児童が問題文で「問われていること」に正対し、考えを説明できることをねらいとしました。導入では、与えられた情報の他に「どのような情報」が不可欠であるのか、4つの選択肢から答えさせる場面を設定しました。選んだ選択肢を発表し合うことで、個々の問題文の解釈の違いがより明らかとなり、問題文を正しく読む必要性を共有することができました。このように問題に正対し、表やグラフ等から情報を読み取る活動を通して、RSの中でも特にイメージ同定、具体例同定を育むことを目指していきました。

 また、現在モジュール授業で、「スキルアップタイム」の時間を設定しています。

この取組は、右のようなプリントの問題に各自で取り組んだ後、どうしてそのような答えになるのか、友達同士で話し合うことを通して、問題文を正しく読み、論理的に思考・表現する機会を設けることをねらいとしたものです。問題例のように、低学年・高学年と難易度を変えた問題にチャレンジしています。